院内処方

突然のお知らせですが、院内処方をいたしかたなく院外処方に変更することをきめました。

 

当院はすぐ近隣に薬局がなく患者のみなさまが薬をとりにいくのが大変だということ、院外処方によって金銭面での負担がおおきくなること、また、なによりも薬剤師にまかせるのではなくわたし自身がしっかりと薬の使い方の指導をしたいことなどから、開院当初より院内処方にさせていただいていました。

 

院外処方の医院が大半の時代に院内処方をすることは同業者から反対の意見もありましたが、やはりわたしの考えを貫き院内処方で今までやってきました。しかし、最近は皆様にかなり当院も認知され、多くの方に来院していただくようになり、今では外来がかなりいっぱいいっぱいの状況です。

それでも院内で頑張ろうとしてきましたが、医院の院内処方の場合は医師が薬の最終チェックを行うため、診療をしながらの薬の確認に限界がきてしまいました。

これでは、診療も中途半端になりかねず、さらには薬のミスも出てしまいかねないとの危機を感じるところまできてしまいました。どうにかならないかと悩んで悩んで、結論、やはり院内処方の続行は難しいと判断しました。

このままではわたし本来の役目である医師としての診療が満足いかないものになってしまうと思ったのです。

また、以前にもまして国の医薬分業への指導が強くなってきているのも事実です。

本当に苦渋の選択ですが、2019年1月より院外処方にさせていただきます。

 

みなさまにはご迷惑をおかけします。

しかし、その分いままで以上に診療に力をいれていく所存です。

なにとぞご理解いただきたく存じます。

よろしくお願いいたします。